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『AutoCAD』の使い方 | 雲マークの作成方法

この記事では、AutoCADを使用して建築図面を作成する為の基本的な操作方法について説明します。

今回の記事では、雲マークの作成方法を解説します。

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雲マークとは?

CADで図面を描く場合、必ずしも設計を主担当している本人がCADで図面を描くとは限りません。
様々な人たちが一つの建物の作図を担当する場合もあり、それぞれにどこの図面を作成するか等の役割があります。

作成した各図面を設計者側が確認するわけですが、雲マークはそのような確認作業時に、CAD図面内の不明な点や質疑したい点を設計者へ伝える場合に多用されます。

簡単に言い換えれば、図面の中身で主張したい場所を分かり易く見つけられるように、雲マークで囲っておくことで、その位置を知らせることが雲マークの主な役割です。

雲マーク

 

雲マークの作成方法① 矩形で作成する

いずれかの操作でも実行可能
・リボンメニュー「ホーム」→「作成」→「雲マーク」
・フルコマンド「REVCLOUD」を入力してEnterキー
・エイリアスは設定されていません。

リボンメニューで解説します。

① リボンメニュー「ホーム」→「作成」→「雲マーク」を左クリックして、雲マークコマンドを実行します。

「ホーム」→「作成」→「雲マーク」を左クリック

 

② 任意の1点目(P1)を左クリックにより指定します。
③ 任意の2点目(P2)を左クリックにより指定してコマンドは自動的に完了します。

コマンドは自動的に完了

 

これが一番簡単な作成方法です。

雲マークの作成方法② オブジェクトを雲マークに変更する

① 先程と同様な手順になりますが、事前に四角形を作成します。

事前に四角形を作成

 

② リボンメニュー「ホーム」→「作成」→「雲マーク」を左クリックして、雲マークコマンドを実行します。
③ キーボードの下矢印キーを押すことで、メニューが表示されます。
④ [オブジェクト]を選択します。

[オブジェクト]を選択

 

⑤ 先程作成した四角形を選択できるようになるので、選択します。

四角形を選択

 

⑥ [方向を反転しますか?]と問われるので、[いいえ]を選択すれば、いわゆる雲マークとなります。
[はい]にすると、雲マークが内側に膨らんだ形となります。

[いいえ]を選択すれば雲マークとなる

 

雲マークの編集方法

雲マークは先ほど解説した通り簡単に作成できるので、あとは、雲マークの膨らむ円弧の大きさを設定できれば、自分の思い通りの形を作成できると思います。

① リボンメニュー「ホーム」→「作成」→「雲マーク」を左クリックして、雲マークコマンドを実行します。
② キーボードの下矢印キーを押すことで、メニューが表示されます。
③ [円弧の長さ]を選択します。

[円弧の長さ]を選択

 

④ 数値を入力できるようになりますので、キーボードで数値を入力し[Enter]キーを押します。
⑤ 再度、雲マークを作成できる状態になりますので、クリックで雲マークを作成します。

以上が雲マークの作成方法と編集方法となります。

雲マークは、あくまでも図面の中で強調したい部分等に使用することが一般的ですので、作図する上で絶対必要な機能ではないですが、簡単に作成できるので覚えておくと良いでしょう。

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『AutoCAD』の使い方

No.記事タイトル
1作図基本① 線を描く(コマンド・線分・ポリライン)
2作図基本② 線を編集する(移動・複写・トリム・フィレット・エクステンドなど)
3作図基本③ レイヤーの設定と画層管理
4作図基本④ 寸法を描く(長さ・変更など)
5作図基本⑤ 文字を書く(マルチテキスト・プロパティパレットなど)
6ブロックの作成方法と活用方法
7モデル空間とペーパー空間を駆使する①
8モデル空間とペーパー空間を駆使する②
9図面を印刷する方法
10エイリアスの設定方法
11作図するモデルに合わせた尺度設定
12ハッチングを作成する
13UCS(ユーザー座標系)の設定方法
14汎用性の高い「from」コマンド
15印刷テーブルの設定方法
16雲マークの作成方法
17右クリックの設定方法
18ワイプアウトを作成する
19バックアップと自動保存
20曲線を描く
21オブジェクトを等分割する
22グループを作成する
23配列複写を実行する
24面積を確認する
25レイヤーの表示・非表示・ロックを簡単操作!
26画像・PDFの挿入方法
27外部参照を利用する

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