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『AutoCAD』の使い方|右クリックの設定方法

この記事では、AutoCADを使用して建築図面を作成する為の基本的な操作方法について説明します。
今回の記事では、右クリックの設定方法です。

「ん?なにそれ?」と思った方もいらっしゃるかもしれないので、その前提で解説を進めます。

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右クリック設定とは?

AutoCADでの右クリックは、3つの状態に分けることができます。

・オブジェクトを選択していない時の右クリック
・オブジェクトを選択している時の右クリック
・コマンドが実行されている最中の右クリック

オブジェクトを選択していない時は、「元に戻す」や「最近使ったコマンド」等を見ることが出来ます。
オブジェクトを選択している時は、「複写」や「移動」等のコマンドを実行することが可能です。
コマンドの実行中は、コマンドオプションを実行できます。

右クリック設定

 

それぞれ便利ではあるのですが、AutoCADの特性上、コマンドの実行や完了が[Enter]キーで実行されることから、右クリックを[Enter]キーとして割り当てることが可能です。

右クリック設定とは、右クリックを[Enter]キーに割り当てる方法と言い換えても、差し支えありません。

右クリックを[Enter]キーとして設定する

コマンドラインに「OPTIONS」を入力して[Enter]キーを押します。オプションメニューが表示され、AutoCADの様々な設定が可能です。基本設定タブの左上にある、[右クリックをカスタマイズ]を選択します。

[右クリックをカスタマイズ]を選択

 

すると、新たなメニューが表示されます。

新たなメニューが表示

 

初期設定では、全てショートカットメニューになっていますが、ここの選択欄を全て一番上のものに変更することで、コマンド実行時やコマンド終了時の[Enter]キー操作を、右クリックで代用することが可能です。

[Enter]キー操作を、右クリックで代用することが可能

 

因みに、[右クリックをカスタマイズ]を押した画面に戻り、[作図領域のショートカットメニュー]の欄のチェックマークを外すことで、上記の内容が反映されますが、自由に設定できることを紹介する為に、あえて[右クリックをカスタマイズ]を選択してもらいました。

チェックマークを外すことで内容が反映される

 

操作としては、[作図領域のショートカットメニュー]の欄のチェックマークを外すことで、右クリックが[Enter]キーに変わります。

また、コマンドを何も実行していない場合には、右クリックを押すことで最後に実行したコマンドが再実行されます。

これも意外と便利で、線を描く作業をしている場合には、基本的に線のコマンドを何度も実行することになりますが、右クリックをするだけで、同じことが可能となります。

以上が右クリックの設定方法となります。

右クリックは[Enter]キーとするべきと思っていますが、色々な方の設定を確認してみると、意外と設定していない派の方も多いようです。

設定方法を知らないというよりも、右クリックを[Enter]キーにしなくても困っていないようですので、慣れの影響が大きいのかもしれません。一度設定をしてみて、使い易いと思えばそれで良いですし、設定しない方法で慣れている場合には、無理に設定しなくても良いのかなと思います。

とは言いましたが、設定した方が効率的だとは思っています。是非試してみてください。

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『AutoCAD』の使い方

No.記事タイトル
1作図基本① 線を描く(コマンド・線分・ポリライン)
2作図基本② 線を編集する(移動・複写・トリム・フィレット・エクステンドなど)
3作図基本③ レイヤーの設定と画層管理
4作図基本④ 寸法を描く(長さ・変更など)
5作図基本⑤ 文字を書く(マルチテキスト・プロパティパレットなど)
6ブロックの作成方法と活用方法
7モデル空間とペーパー空間を駆使する①
8モデル空間とペーパー空間を駆使する②
9図面を印刷する方法
10エイリアスの設定方法
11作図するモデルに合わせた尺度設定
12ハッチングを作成する
13UCS(ユーザー座標系)の設定方法
14汎用性の高い「from」コマンド
15印刷テーブルの設定方法
16雲マークの作成方法
17右クリックの設定方法
18ワイプアウトを作成する
19バックアップと自動保存
20曲線を描く
21オブジェクトを等分割する
22グループを作成する
23配列複写を実行する
24面積を確認する
25レイヤーの表示・非表示・ロックを簡単操作!
26画像・PDFの挿入方法
27外部参照を利用する

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