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『AutoCAD』の使い方 | レイヤーの表示・非表示・ロックを簡単操作!

この記事では、AutoCADを使用して建築図面を作成する為の基本的な操作方法について説明します。今回の記事は、レイヤーの表示や非表示、ロック等を簡単に行う操作方法について紹介します。

実務で図面を描いていくと、最初から様々なレイヤー(画層)が設定されていたり、必要に応じてどんどんレイヤーを作成していく為、図面がどんどん複雑になっていきます。そんな時に、レイヤーの表示や非表示、ロックをかける等を素早く行えることで、より効率的に作図を進めることが可能です。

レイヤーの作成方法は、別記事「レイヤーを設定する」にて紹介しています。レイヤーはとても重要な設定ですので、こちらの記事もぜひご覧ください。

レイヤーを非表示にする(LAYOFF)

選択したオブジェクトが属しているレイヤーを非表示にするコマンドです。

① コマンドラインに「LAYOFF」を入力する。

 

② オブジェクトを選択できるので、非表示にしたいレイヤーが属しているオブジェクトを左クリックで選択する。

 

③ 左クリックしたレイヤーが非表示となります。
④ [Enter]キーを押すことで、コマンドが終了します。[Enter]キーを押すまでコマンドは終了しない為、複数のレイヤーを非表示とすることも可能です。

 

レイヤーの非表示を解除する(LAYON)

非表示となっているレイヤーを全て表示するコマンドです。

① コマンドラインに「LAYON」を入力する。
② 先程、非表示にしたレイヤーが表示されました。LAYONは非表示となっているレイヤーを全て表示します。

 

レイヤーの選択表示 (LAYISO)

こちらは、選択した特定のレイヤーのみを表示させます。

① コマンドラインに「LAYISO」を入力する。

 

② オブジェクトを選択できるので、表示させておきたいレイヤーが属しているオブジェクトを左クリックで選択する。

 

③ [Enter]キーを押します。
④ 左クリックしたレイヤー以外が全て非表示となります。

 

レイヤーのロック(LAYLCK)

選択したオブジェクトが属しているレイヤーをロックするコマンドです。

① コマンドラインに「LAYLCK」を入力する。

 

② ロックさせたいレイヤーに属しているオブジェクトを左クリックで選択します。

 

③ レイヤーがロックされました。このコマンドは、左クリックでオブジェクトを選択した段階で、自動的に終了します。

 

レイヤーのロックを解除する(LAYULK)

選択したオブジェクトが属しているレイヤーのロックを解除するコマンドです。

① コマンドラインに「LAYULK」を入力する。

 

② ロックを解除したいレイヤーに属しているオブジェクトを左クリックで選択します。
③ レイヤーのロックが解除されました。

本記事では、5つの代表的なレイヤーコマンドを紹介しました。

この他にも、様々なレイヤー編集コマンドはありますが、ここで紹介したコマンドで十分作業を効率化できます。一方で、これらのコマンドはエイリアス(ショートカットコマンド)が設定されていない為、
入力には慣れが必要です。使い勝手が良いと感じたら、エイリアスを設定すると良いです。

エイリアスの設定方法は、別記事「エイリアスを設定する」で紹介しています。こちらもぜひご覧になってください。

レイヤーの表示・非表示・ロックを簡単に操作するコマンドの紹介は以上となります。本サイトでは、AutoCAD の様々な使い方を紹介していますので、他の記事もぜひご覧になってください。

 

『AUTOCAD』マスターに役立つ本

職工所スタッフが選んだAUTOCADのおすすめ本を紹介してます。ご覧ください。

はじめて学ぶ AutoCAD LT 作図・操作ガイド

 

こちらの操作ガイド本は、基本操作から始まり、図面の書き方の前に図形の書き方や編集方法を学ぶことができます。何かをするためには、どんな方法、どんな手順があるのかをわかりやすく説明している本なので、自分が一番覚えやすい方法や使いやすい方法を選ぶことができます。AUTO_CADに始めて触れる方にはわかりやすい操作ガイド本になっています。

こちらのガイド本は、専門学校やスクール等でも参考書として使用されているため初心者の方にはオススメの1冊です。

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AUTOCADがテーマの為になるおすすめ本(書籍) 【不定期更新中】
『AUTOCAD』がテーマの為になるおすすめ本を現場スタッフが紹介します。 CADを使う業界にいらっしゃる方なら『AUTOCAD』の名前をよく耳にするのではないでしょうか。実際に最近は、『AUTOCAD』を使用している企業も多く、キャドオペレーターの募集要項でも『AUTOCAD』が使えることが条件となっていることが多々...

『AutoCAD』の使い方

No.記事タイトル
1作図基本① 線を描く(コマンド・線分・ポリライン)
2作図基本② 線を編集する(移動・複写・トリム・フィレット・エクステンドなど)
3作図基本③ レイヤーの設定と画層管理
4作図基本④ 寸法を描く(長さ・変更など)
5作図基本⑤ 文字を書く(マルチテキスト・プロパティパレットなど)
6ブロックの作成方法と活用方法
7モデル空間とペーパー空間を駆使する①
8モデル空間とペーパー空間を駆使する②
9図面を印刷する方法
10エイリアスの設定方法
11作図するモデルに合わせた尺度設定
12ハッチングを作成する
13UCS(ユーザー座標系)の設定方法
14汎用性の高い「from」コマンド
15印刷テーブルの設定方法
16雲マークの作成方法
17右クリックの設定方法
18ワイプアウトを作成する
19バックアップと自動保存
20曲線を描く
21オブジェクトを等分割する
22グループを作成する
23配列複写を実行する
24面積を確認する
25レイヤーの表示・非表示・ロックを簡単操作!
26画像・PDFの挿入方法
27外部参照を利用する

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