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『Jw_cad』の使い方 | カラー印刷とPDF化 Wordへの挿入方法

図面はモノクロではなくカラーで印刷されている方が見やすいものもあります。

jw_cadでは作図したデータを印刷するときにカラーでも印刷できる機能がありますので、今回はカラー印刷の方法やwordへの挿入方法を説明していきます。

操作本を横に置いておきたい人は、職工所スタッフが厳選したJW-CADソフトのお役立ち本をご紹介してますのでご覧ください。

印刷設定をしよう

jw_cadでカラー印刷をする場合は、通常の印刷設定に加えてアプリケーション上でも一つ手を加えてあげる必要があります。

先ずは通常の印刷コマンドを実行するために、右のツールバーから印刷をクリックします。

印刷をクリック

 

印刷のダイアログボックスが出るので印刷設定を行います。

プロパティをクリック

 

色設定でカラーを選択します。

色設定でカラーを選択

 

Windowsの印刷設定はこれでOKです。あとはjw_cad上で設定を行います。印刷を実行する下の状態で、「カラー印刷」にチェックを入れます。

※このままではモノクロ出力されます

 

モノクロで表示されていた図形が、下のようにカラー表示されました。

カラー表示される

 

この状態で印刷を実行すると、カラー出力されます。カラー出力が必要かどうかは図面の内容で判断しましょう。

図面データをPDF化しよう

図面の出力が出来たら紙ベースで印刷できた事と思います。今度はこれをPDF化する方法を説明します。一番簡単な方法は、印刷された図面をスキャナーでスキャンすれば完了です。

ただ、紙ベースからスキャンをすると、その紙のその時の状況に応じて、例えば斜めにスキャンされたり、文字が潰れたりする事があり、その時のスキャン状況がそのまま反映されてしまいます。

しかし、図面は、正確にまた鮮明なものでなければなりませんので、紙ベースからのスキャンではなくcadデータから直接PDFに変換をしてみましょう。PDFならそうしたスキャントラブルを防ぐことが出来ます。

仮想PDFプリンタの利用

印刷するときってプリンタを選択してからデータを出力しますよね。

この時、実際に紙を印刷するプリンタではなく、物理的に実際にはない仮想プリンタを選択します。仮想プリンタはフリーソフトでも沢山あるので、ネット上から検索してみましょう。

※仮想プリンタとはネットワーク環境上でのみ認識できる疑似的プリンタです。

いくつかピックアップしておきますのでインストールはこちらから

Microsoft Printer to PDFはwindows10以降のOSであれば標準装備されています。

「Bullzip PDF」の場合の使い方

私は「Bullzip PDF」を利用していますのでそれに沿って使い方を説明します。

ちなみに私が「Bullzip」を使っている理由は、以前から利用しているのでなんとなくです。PDF変換が目的なので機能的にはどれを利用しても構いません。

まずはプリンターの選択です。プルダウンから「Bullzip PDF Printer」を選択します。

仮想プリンタを選択

 

次はファイルの保存先、ファイル名の変更、ファイルの種類を選択です。今回は「PDF」が目的なので、ファイルの種類を「PDF」に選択して「保存」します。

ファイルの種類を「PDF」に選択して「保存」

 

ファイル名
サンプル

保存先
C\Users\Public\サンプル.PDF
 

PDFファイルとして作成完了

 

指定のフォルダにPDFファイルとして作成する事が出来ました。

Wordへの貼付をしよう

図面のPDF化をする事が出来ましたが、このように別の画像ファイルに変換する事で、他のアプリケーションでも流用する事が可能になります。

Wordなどの文書ファイル内に図面を入れ込みたいような場合にも有効です。Wordファイルの挿入はPDFファイルは不可なので「JPEGファイル」にします。

仮想プリンタの保存形式

 

仮想プリンタの保存時にファイル形式を「JPEG」にしてください。

ファイル形式を「JPEG」

 

後はWordを開いて「挿入タブ → 図」をクリックして挿入したいファイルを選択します。

「挿入タブ → 図」をクリックして挿入したいファイルを選択

 

先ほど作成したJPEG形式の「サンプル」というファイルを選択します。

「サンプル」というファイルを選択

 

これでWord内に図面データが貼り付けられました。Excelに挿入する場合も同様の操作で貼り付けが可能です。

 

『Jw-CAD』マスターに役立つ本

職工所スタッフが選んだJw-CADのおすすめ本を紹介しています。参考にしてください。

やさしく学ぶJw_cad 8

パソコンが苦手な方、初心者の方にもわかりやすいように、まずはJW-CADのダウンロードするところからわかりやすく解説しています。付録のCD-ROMにはJW-CADバージョン8がついているため、CD-ROMを読み込むだけですぐダウンロードし使い始めることが可能です。基本操作として、「図面の保存の仕方」「文字・寸法の記入」「基本図形の作図」等家具や部屋の平面図の書き方を学ぶことができます。また、平面図等の建物図面だけでなく敷地図の書き方等も収録しているため1冊で基本から応用まで学ぶことができる1冊です。

 

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職工所スタッフがJW-CADがテーマのおすすめの本を10冊ほど紹介しています。参考にしてください。

 

JW-CADの使い方講座

JW-CADの基本操作から応用まで、実際の画面をもとに機能説明、操作方法を解説しています。

No.記事タイトル
1画面・基本設定について
2線を引いてみよう①(線種の設定や変更など)
3線を引いてみよう②(クロックメニューなど)
4線を引いてみよう③(矢印など)
5図形の書き方・ソリッド 色変更
6文字を書く(大きさ・移動・整列・文字化け)
7図形の移動・複写
8レイヤー分け・変更・移動
9コーナー処理、面取処理
10ブロック化と消去・解除方法
11線の伸縮・寸法線・寸法設定
12Windowsの操作(保存・印刷・枠線・ショートカット)
13インストール手順と自動保存設定
14jw_cadとauto cad変換と拡張子
15カラー印刷とPDF化 Wordへの挿入方法
16文字の色と大きさの変更
17塗りつぶし(ソリッド)の方法
18網掛け(ハッチ)の方法
19図形の移動方法
20図面のプリンタ設定と印刷方法
21線や文字色の変更方法
22図面をUSBへ保存する方法
23円を描く方法
24埋め込み文字の設定方法
25円の塗りつぶし色の設定・変更
26エクセルへの貼り付け方法
27円弧の描き方
28おすすめ設定
29縮小・拡大
30曲線の描き方
31寸法
32クロックメニュー
33雲マークの描き方
34三角形の作成方法
35左右反転
36ショートカットキー一覧
37線長・線角の測定方法
38中心線の描き方
39グリッドの設定・作成方法
40属性取得

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