埋め込み文字は利用されていますか。
埋め込み文字の設定はさほど難しくありません。今回は、設定方法と入力文字の一覧をまとめました。
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埋め込み文字の設定方法
作成した図面にはその作成日時を表記する事があります。例えば下の図面を例にみると、
右下に日時を表記させています。
この文字は単純に「 20 年 11 月 21 日 」と入力すれば勿論このようになりますが、予め決まったパターンの文字列を入力する事で自動で当日の年月日を表記してくれます。
つまり、予め「 $y 年 $m 月 $d 日 」と入力しておけば、あとは何もしなくてもその日の年月日が入力されます。
例えば、20年11月23日にそのjw_cadデータを開くと、「 20 年 11 月 23 日 」と表記されます。ただし、これを有効にするためには基本設定を行う必要があります。
上のメニューバーの中から設定を選択し基本設定をクリックします。すると設定のダイアログが表示されますので一般(2)のタブを開きます。
その中で赤丸で囲んだ「プリンタ出力時の埋め込み文字・・・」にチェックを入れます。
こんな感じですね。
埋め込み文字は、一つの文字列中に一つだけを使用する事ができ、2つ以上入力しても無効となります。
つまり上の場合だと、一度に「 $y 年 $m 月 $d 日 」という文字データを作っても意味がありません。作るのであれば、「$y 年」と「$m 月」と「$d 日」という3つの文字データを組み合わせてあげる必要があります。
上記で自動年月日の入力をしてくれる埋め込み文字を説明しましたが、他にもたくさんの埋め込み文字があります。
ファイル名など
入力文字 | 出力文字 |
&F | フルパスのファイル名 |
&F1~9 | 図面データが保存されているフォルダから上に数えて○個目(1~9)のフォルダ名 |
&f | ファイル名(拡張子が無し) |
%f | ファイル名(拡張子が有り) |
&f1~9 | ファイル名の指定長さ(1~fバイト)表示 |
ファイル保存日時
入力文字 | 出力文字 |
=F | ファイルの保存日時(日付と時間) |
=f | 図面データが保存されているフォルダから上に数えて○個目(1~9)のフォルダ名 |
=y | 西暦(下2桁) |
=Y | 元号 |
=m | 月 |
=ma | “JAN”~”DEC”(月表示) |
=d | 日 |
=wa | “SUN”~”SAT”(曜日表示) |
=h | (曜日表示)時間(12時間表示) |
=H | (曜日表示)時間(24時間表示) |
=M | 分 |
=S | 秒 |
=n | “AM”~”PM” |
=N | “前”or後”” |
尺度
入力文字 | 出力文字 |
%SS | 尺度 |
%ss | 縮尺の分母、倍尺の分子 |
%SP、%sp | 印刷時の出力倍率を補正した尺度 |
現在の日時
入力文字 | 出力文字 |
$y | 西暦(下2桁) |
$Y | 元号 |
$m | 月 |
$ma | “JAN”~”DEC”(月表示) |
$d | 日 |
$w | 曜日 |
$wa | “SUN”~”SAT”(曜日表示) |
$h | (曜日表示)時間(12時間表示) |
$H | (曜日表示)時間(24時間表示) |
$M | 分 |
$S | 秒 |
$n | “AM”~”PM” |
$N | “前”or後”” |
$J | 日付一括表示 |
$J1~9 | 指定数値(1~9)分の均等割り付け |
作図時間
入力文字 | 出力文字 |
%T | 作図時間 |
文字列の途中で書体を変更する
入力文字 | 出力文字 |
^! | 太字 |
^/ | イタリック |
^_ | アンダーライン |
^- | 消字ライン |
^$1~9 | 文字色をNO1~9に変更 |
^# | 標準書体にする(文字色を除く) |
^\ | フォントを「MSゴシック」にする |
^& | フォントを元に戻す |
^% | 制限文字による変更を戻す |
^* | 制限文字を無効にし、制御文字をそのまま表示する |
^^ | 無効にした制御文字を有効にする |
このように特殊な文字入力で様々な出力変化にて表示可能です。
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